Department of Architecture
and Civile Engineering, Faculty of Engineering,
University of Fukui
高齢化・過疎化した居住地域のまちづくりの研究
地方都市は、人口減少時代に加え、大都市への移動、スプロール化などにより、様々な居住地域が過疎化し高齢化している。これにより、空き家・空き地問題、コミュニティの低下の問題、生活利便性の低下の問題など、深刻な問題を抱えている。研究室ではこれまで、空洞化したまちなかの居住の実態やまちなか居住地域の再生方策の研究、郊外住宅団地のスプロールの実態・生活の実態・居住者意向、限界集落の生活実態などの研究を行ってきた。これらは主に自治体との共同研究等により実践的な研究を行ってきている。住宅の問題だけでなく、福祉との連携、エコロジカルな視点、景観、防災など地域社会を総合的に捉えて、住み続けられる近隣を形成していく研究を行う。
参考文献)
1)民間分譲集合住宅の都心居住再編機能と立地評価に関する研究
野嶋慎二・石本雄祐 日本都市計画学会 都市計画論文集, 37, 373ー378(2002. 11)
2)地方都市における民間分譲住宅地の開発実態と居住者移動に関する研究
菊地吉信・野嶋慎二 日本都市計画学会都市計画論文集、38,61-66(2003.11)
3)地方都市郊外戸建て住宅地における居住者の居住選択意向ー福井市郊外4住宅地を事例としてー
菊地吉信・野嶋慎二 日本都市計画学会都市計画論文集No.42-3、217-222(2007.11)
4)「中山間高齢化集落の集落機能に関する調査研究」
菊地 吉信、野嶋慎二 日本海地域の自然と環境、福井大学地域環境研究教育センター編 15、(査読無)107〜114 、2008年
5)「居住地域からみた福井市のまちづくり」
野嶋慎二 運輸と経済(査読無)、第67巻第2号、24-31、2007年
6)福井市との一連の共同研究
2003年度「まちなか居住推進計画」
2004年度「福井市の地域内多世代居住に関する基礎的研究」
2005年度「持続的な都市(まち)づくりに関する研究」
2007年度「少子・高齢化社会に対応した地域づくりに関する研究」
2008年度「地域再生に向けた居住施策の展開に関する基礎的研究」
7)(財)国土技術センター、国総研との共同研究
2005年度「福井市における郊外戸建て住宅地の再生・再編のための実態把握等調査」
2006年度「福井市における郊外戸建て住宅地の再生・再編のための居住者意向把握等調査業務」